うさぎを描きに行こう・後編

スケッチ旅行記

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境内を歩く

無事にスケッチを終えたので、境内をぶらついてみた。
神楽殿を覗き込もうとしたら、ピンク色のうさぎがぬうっと現れた。

これはあれだ、住宅展示場あたりで見かける風船人形だ。参拝客が来るとセンサーで反応するらしい。「ようこそお詣り下さいました」ともてなしてくれたエアーうさぎは、しばらくすると控えめに萎んでいった。

社務所の方に向かうと、お守りが陳列されていた。
狐をはじめ招き猫など様々な動物モチーフのお守りが揃う中、「幸せウサギ守」を購入した。
うさぎの紋様で、顔の付近に8つの黒丸があった。これはその、所謂●ですかね!と思ったが、多分植物か何かを表しているのだろう。運が良くなりそうなので持ち歩くことにする。

続・うさぎを描く

社務所の隣の休憩所に、なんと!またもやうさぎがいた。
ケージの中に、2匹が仲良く寄り添ってまったりしている。後から調べたのだが、チャムちゃんとブーブーちゃんという名前のようだ。かわいい、かわいい。うさぎのスケッチ第2ラウンドのゴングが鳴った。

人気者の2匹の元には参拝客が集まる。邪魔にならないように、部屋の角に立ってスケッチをした。扇風機の風が頭の上を掠める。
扇風機やエアコンがある屋内のケージの中で暮らすのと、屋外の広い小屋で土を掘って暮らすのと、自分だったらどっちを選ぶだろう…などと考えながら描き進める。

途中、数人の女性がやってきて2匹を覗き込んだ。聞こえて来る会話から察するに、どうやらうさぎと暮らしているらしい。
「何か描いてらっしゃるの?」と話しかけられた。
うさぎと暮らしていて、うさぎ好きなので描いてます、と答え、そこからうちのうさぎ話を始めてしまった。出た出た、悪い癖が。
話し終えて去っていく女性達の後ろ姿を、すみません親バカで…と心の中で謝りながら見送った。

そうこうしている内に日が暮れ始め、社務所を閉じる音が聞こえたので、急いでスケッチを仕上げた。

どうですかチャム先輩、ブーブー先輩!と見せてみたが、ハッピーちゃん同様にリアクションはなかった。

こうして「うさぎを描きに行こう」の旅は終わった。
いつかまた3匹のうさぎに会いに行こうと思う。それまで3匹とも元気で過ごせますように、それとうちのうさぎ達も健康で過ごせますように…とお願いして、神社を後にした。


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太子堂八幡神社
webサイト:https://www.taishido-hachiman.or.jp/

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